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  • 執筆者の写真Saiko Watanabe

添乗員、そして英会話講師になるまで


初めまして。渡邉彩子(わたなべさいこ)と申します。2020年から地元の岐阜県土岐市で英会話スクールを開校致しました。

なぜ私が英会話スクールを開講することになったのか今日はお話しようと思います。


実は私が英語と関わるきっかけは私の生まれる前だったようです。私の母は学生時代に地元の交換留学でオーストラリアのゴールドコーストに1ヶ月程滞在していたことがあります。そこで素晴らしいホストファミリーと巡り会いました。

その後私が生まれてからも交流は続き、もちろん今でも本当の家族のように仲良くしています。小さい頃から毎年のようにそのファミリーを訪ねてオーストラリアに旅行していました。


オーストラリア以外にも毎年夏休みには家族で海外旅行に出かけるのが恒例でした。そこで添乗員(ツアーコンダクター)という職業を知りました。色んな国に行って、英語が話せて、何でも知っている添乗員さんは憧れの存在でした。両親からも「将来はあなたも添乗員になって私たちを海外旅行に連れて行ってね。」と言われ育った結果、将来の夢というよりかは自分は添乗員になるものだと思って小さい頃から過ごしてきました。


初めて単身で海外に行ったのは中学2年生の時。夏休みが始まる少し前から夏休みが終わる2ヶ月間、先ほども話にでできたホストファミリーのお家にお世話になりながらブリスベンの語学学校へ通っていました。これは高校を卒業するまで毎年続きました。


高校卒業と同時に本格的に語学留学をすることになり、1年間ブリスベンの語学学校に通いました。さらに1年、ワーキングホリデーでブリスベンに滞在した後ニュージーランドのクライストチャーチへ移動して3年間、現地の工科大学で観光学を学んでいました。そのままニュージーランドに残って数年経験を積んでから帰国する予定だったのが2010年と2011年の2月に起きたクライストチャーチでの大地震をきっかけに卒業と共に予定より早く帰国することとなりました。

なぜ大好きなオーストラリアからニュージーランドへ移動することになったのかはいつかお話ししますね。


帰国してすぐに就職活動を始めました。何件か面接を受けて唯一採用してくれたのが今の会社です。元々世間知らずで海外での生活を終えたばかりだった私は会社でも迷惑をかけてばかりでした。でも良い上司や先輩に恵まれ今現在も添乗員として働かさせていただいています。


添乗員の生活はとってもハード。思ったより何倍もハードでした。月に2、3回は海外ツアー、帰国して時差ボケも治る間も無く次のお仕事。お客様の中には色々な方がいますし精神的にも体力的にもハードです。でもそれを乗り越えていく達成感やお客様からの励ましやお礼の言葉でそんなのは帳消しです。このお仕事が大好きです。


いつの間にか添乗員になって10年近くが経っていました。次の私の目標は何かなと立ち止まって考えた時に、まずはブリスベンに行こうと思いました。学生時代の私はかろうじて毎年ブリスベンに短期留学に行ってはいましたが、日本ではどうしようもない人間でした。それが今添乗員として楽しく人生を送っている!それはやはり英語のスキルと留学経験のおかげだと改めて気づきました。


もし昔の私のように自分に自信が持てなかったり、海外に興味があるけれどどうしたらいいか分からないという子供がいたら手助けしたいと思いました。海外で出会った人の中にはずっと英語が好きで留学に憧れていたけれど、両親に反対されて社会人になるまで留学が叶わなかったという人や、経済的に留学できなかったという人がたくさんいました。私は小さい頃から海外旅行に連れて行ってもらい、親から留学を進められ、こんなに恵まれた環境になにが不満で学生時代あんな風に過ごしていたんだろうと。今こそ何か自分にできることがあるんじゃないかと考えた結果が英会話教室です。

少しでも英語に興味があるのなら勉強の手助けをしたいし、もし海外に興味があるなら連れて行ってあげたいと思いました。


ブリスベン時代の友人が現地で英会話講師の資格を取ったという話を思いだして、さっそく同じ学校に申し込みました。10年ぶりの短期留学です。それは英語を第一言語として話さない子供たちに英語を教える資格TECSOL(Teaching English to Child Speakers of Other Languages)とJ-Shinne(日本の小学校向け、児童英語教師資格)を両方取得できるというコースでした。久しぶりの勉強と海外生活は本当に充実していて楽しい3ヶ月でした。


帰国してからは開校準備です。インスタグラムや手作りの看板で生徒さんを募集しました。せっかく入会して頂いたのにも関わらず、コロナが流行りだし一旦ストップしていましたが今では生徒さんも増え今年はオーストラリア短期留学まで実現できました。

いつも通学してくれている生徒さん、保護者の皆様に感謝しながらこれからも英会話講師と添乗員を両立して頑張っていきたいと思います。


長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

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